遅ればせながら鬼滅の刃を観ました。。
以前から友人に子供がハマっているということを聞いていて、最近ではTVやネットでも話題になっていたので気にはなっていました。
で、たまたまAmazon Prime Videoを見ていたらいたら、そこにアニメ『鬼滅の刃 シリーズ1』の全話があったので、ちょっと観てみようということで観てみました。
まず建物好きとして気になったのは、その時代設定が大正時代ということで、当時の建物が何か出てくるかも知れないと思い見てみたのですが。。。思いのほかストーリーや映像がおもしろくて、普通にハマってしまいました。。
まあ、たてものきろくで、ストーリーやキャラの話をする気はないのですが、やはり作中には中々気になる建物が出てきました。
と、言っても元のモデルがわかったのは浅草凌雲閣ぐらいしかなかったのですが。。
で、再び先の友人に「おもろかったで」なんて話をしていたら、「古い建物とか知ってるんなら、なんか似たようなとこ近くにないの?子供が見に行きたいらしい」ということを言われました。
なるほど。確かに。
舞台は、浅草とか関東っぽいので、そのままは難しいと思ったのですが、「まあ関西でもそれなりに似たような建物や民具、町並み、乗り物などを実物や模型で体験できる施設はありそうだな」と思って今回ちょっと調べてまとめてみました。
※注意:紹介する施設や物は厳密には作中の時代や場所とは一致しません。あくまで世界観が似ていて雰囲気が楽しめる施設になりますので、その点ご了承ください。
※注意:アニメ版シリーズ1のみです。漫画版・映画版は除きます。
→ 2021年9月25日 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』TV初放送!
竈門炭治郎の住んでいた家や、炭治郎が修行中に寝泊まりしていた鱗滝左近次の家のような雰囲気が楽しめる施設。
日本民家集落博物館は、日本各地の代表的な民家を移築復元し、関連民具と合わせて展示する為に1956年(昭和31年)に日本で最初に設置された野外博物館です。
北は岩手県「南部の曲家」から南は鹿児島県「奄美大島の高倉」まで11棟の民家を集めています。いずれの民家も17~19世紀(江戸時代)に建築され、昭和30年代まで人々が生活を営んでおられたものであります。
展示されている民家は11棟
城下町として独特の歴史的風土を残す大和郡山市の矢田丘陵の東部に位置し、園内には有形・無形の民俗文化財を収集する民俗博物館があります。
県内各地の典型的な民家を園内に移築展示。展示されている民家は15棟
炭治郎が最終選抜に行くために修行最後の試練で切った岩。
芳徳寺の東南にある中央から真っ二つに割れた巨石。
柳生石舟斎が天狗と試合中に一刀両断に断ち切ったという伝説が残っています。
珠世が姿を隠し運営していた病院。
元は明治20年建築の郡役所で、木造2階建てのレトロな洋館です。中には出石の近世の歴史が展示されています。
病院建築ではありませんが、玄関ポーチや板張りに作中の病院と似た雰囲気があります。
浅草で炭治郎が驚いた路面電車や、伊之助が頭突きした機関車。
大阪市と堺市を結ぶ路面電車。今でも実際に乗車することができ市民の足となっている。
平成28年4月29日、鉄道の歴史を通して日本の近代化のあゆみを体感していただける「京都鉄道博物館」が、伝統を重んじながらも常に革新を続ける京都の地に開業しました。
当館の基本コンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」です。「鉄道を基軸とした事業活動を通じた地域の活性化に貢献する」という基本ミッションを掲げ、地域との共生を目指します。本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車することができる体験展示「SLスチーム号」を実施。
炭治郎が驚いた都会の町並みや、江戸時代っぽい町並み。
大阪市中央区のNHK大阪放送局に隣接して建つ大阪市立の博物館。
大正末期~昭和初期にひときわにぎわった心斎橋筋、道頓堀などの街角を、大きさ、雰囲気そのままにきりとってリアルに再現。当時の記録映像とともに繁栄するモダン都市・大阪の街を歩くことができます。
天六の大阪市立住まい情報センタービル内にある「大阪くらしの今昔館」。江戸時代から明治・大正・昭和の大阪の町と住まいの移り変わりが体験できる、住まいのミュージアムです。
8階「モダン大阪パノラマ遊覧」は、明治・大正・昭和のフロアで近代大阪の住まいと暮らしを模型や資料で展示。さらに企画展示室では特別展や企画展を開催しています。
炭治郎が修行中夜に日記を記していた時や、鬼殺隊の当主・産屋敷の館での柱合会議の時に部屋を照らしていた照明器具。
旧居留地で「あかりの歴史」を展示しているミュージアムです。「たいまつ」や「かがり火」等の原始的な「あかり」から始まり、「灯台」や「行灯(あんどん)」、江戸時代に普及したと言われる和ろうそくを使った「ぼんぼり」や「提灯(ちょうちん)」を始め、日本独自の座敷ランプ等の他、美術的価値の高い貴重な石油ランプ、そして画期的な照明として登場したガス灯や電灯に至る灯火器の変遷を楽しみながら学ぶことができます。明治時代の旧居留地をイメージした「あかりのミュージアムウオーク」もあわせてお楽しみください。
既に存在しないが資料などから元の建物がわかるもの。
浅草で屋台のうどんを食べていた時に背景に移っていた塔。
凌雲閣(りょううんかく)は、明治時代に大阪と東京に建てられた眺望用の高層建築物。大阪の凌雲閣は1889年竣工の高さ39m・9階建て、東京の凌雲閣は1890年竣工の高さ52m・12階建て。どちらも現存しない。
作中のものは東京の凌雲閣と思われる。
現在、浅草には凌雲閣記念碑のパネルが設置されている。
ちなみに、大阪の凌雲閣はこんな感じ。
現在、梅田茶屋町には凌雲閣跡のパネルが設置されている。
アニメでは浅草とか関東の地の描写が多かったのですが、関西にも探せばアニメの場面と雰囲気の似た所が残っているのがわかっていただけたのではないでしょうか。
もう一度アニメや漫画を見直して、子供さんを連れて遊びに行くと喜ばれそうですね。
ついでに、昔の建物や乗物にも興味持ってもらえるとありがたいです!
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2021年9月25日
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