前回の看板建築と銅板建築で大興奮の東ゾーンを終え、西ゾーンへ。
こちらは様々な様式な住宅建築が展示されているようだ。
早速巡ってみたい。
写真場という呼び名がいい。たまに京都などの古い写真屋の前を通ると写場とか写真場という名前が残っているのをみかけることがある。
この建物の特徴は二階の撮影場だろう。左側に複数の採光用ガラスがつけられており、外光を最大限取り込む工夫がなされている。
当時の照明では光量が足りなかったのかもしれない。
また、こちらと同じような窓ガラスの使い方は、京都の関西美術院や東京の佐伯祐三アトリエ記念館のような画家のアトリエでも行われていた。
試しにイスに座り同行者のポートレイトを撮ってみたが、柔らかな光の綺麗な写真を撮ることができた。
贅を凝らした豪邸。廊下の壁のボーダー柄や織り上げ格天井がおもしろい。
江戸時代末期のものだそうだが蔵ではなく高床式。奄美大島という高温多湿の島ならではの保存用倉庫の様式なんだろう。
外観は日本家屋の雰囲気をもちつつ、内部は快適性を重視した構成になっている。現在の建物と言われても特に違和感のない建物だ。
贅沢にガラスが全面に使用され非常に室内が明るい。住空間の快適性が考えられキッチンも非常につかいやすそうだ。
この窓側のソファ。よくこの時代の洋館に備え付けられているが、太陽の光を浴びて座っていると、ぽかぽか気持ちが良いので、使い心地は抜群だっただろう。
写真無。。
ストーブコーナーにきれいなタイル。
こちらは現在、園内カフェとして営業しているが、タイル好きとしての見所は暖炉のある部屋だろう。非常に美しいタイルが使用されている。暖炉にタイルがよく使われているのはあるあるである。
以上
次回、第3回センターゾーンへつづく。
スタジオジブリがこんな本をだしてたとは。元建物の持ち主や実際に街中にあった際の建物の思い出などが語られている。また宮崎駿や高畑勲の寄稿文もあり面白い。是非よんでみてほしい。
2021年9月25日
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