さてさて、「江戸東京たてもの園をゆく」も、今回が最終回。東ゾーン、西ゾーンときて最後はセンターゾーン。前回まで大満足であるため期待大だ。
センターゾーンは歴史を伝える建物が展示されているそうだ歴史を伝えるとはどういう意味なのか、早速、足を進めて確かめてみたい。
紀元2600年記念式典のために仮設された式殿だそうで、皇居前広場からこちらに移設され、ビジターセンターとして利用されている。
外観は和風だが内部は完全に現代仕様に改修されている。
霊屋という言葉をはじめて聞いたが、供養とための建物らしい。赤と黒で綺麗に彩られ美しい。
政治家、高橋是清の邸宅。彼は2・26事件で凶弾に倒れるが、その舞台になったのがこちら。
何となく洋館に住んでいるイメージだったが、和館がメインで驚いた。廊下のガラス使いもおもしろい。もちろん庭がよく見え、明るく気持ちが良い。
大正11年(1922)に製糸会社を設立した西川伊左衛門によって建てられたそうだ。近代和風建築で風呂場などにはタイル、廊下にはガラスがふんだんにつかわれている。
流石、元大名家の門だ。巨大でいろいろな細工も。
写真なし。。
第1回から第3回まで、江戸東京たてもの園を巡ったが、これだけの古い建物が一つの園に集まっていることは嬉しいことだ。
細部まで注意深くみて歩くと一日中遊ぶことがてきる。
まちなかにある古い建物は、天災や老朽化、相続問題などで急激に取り壊されている。本来、元々の土地にそのまま建ち続けることがベストなのだが、なかなかそうはいかず取り壊しになるのだが、江戸東京たてもの園のように移設して保存というのはベターな選択ではないだろうか。
願わくば、各県に一つぐらい、このような施設があっても良い気がするが。
今後、明治村や日本民家集落博物館などの同じような施設についてもレポートできたらと思う。
以上。
小さい店舗とか住宅なら何とか移設できるけどビルやアパートは無理だろな。。こういう場合、この本のように写真や映像で残してくれるのは嬉しい。
2021年9月25日
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