【伊賀の近代建築を巡る】前編「煉瓦橋やら銭湯やら」

【伊賀の近代建築を巡る】前編「煉瓦橋やら銭湯やら」
公開:2019/10/06 更新:2020/07/01

今回は大阪からも比較的近く行きやすい伊賀をまち歩き。事前調査では銭湯やら煉瓦橋、明治時代の学校など近代建築が結構残っているようで期待が高まる。

今回は前編をレポート。


茅町駅からレンタサイクル

まずは、伊賀城近くの上野市駅ではなく少し南の茅町駅に向かう。なぜ茅町駅かと言えば無料のレンタサイクルが貸し出されるからだ。

茅町駅
茅町駅

まち歩きでは体力及び周れる距離や小回りのバランスからレンタサイクルが最適だと経験上学習している。

ここのレンタサイクルは段無ママチャリながら無料であるので、是非とも利用してもらいたい。

旧桑町湯

まず古いまちなみを進んでいると、少し洋風なファサードの銭湯跡建築がみつかった。近づいてみてみると柱はタイル使いでレリーフも取り付けられていた。

旧桑町湯
旧桑町湯

旧桑町湯:レリーフ
旧桑町湯:レリーフ

側面から裏側に移動すると釜場跡と思われる箇所に煉瓦構造物が。後ほどわかることだが2007年頃まで営業していた桑町湯という銭湯だそうだ。
湯に浸かって中もみてみたかった。。

旧桑町湯:裏側
旧桑町湯:裏側

目の前のお社
目の前のお社

途中みつけた面白い柄のタイル
途中みつけた面白い柄のタイル

桑町ポンプ庫

さらにペダルを進めると次は公民館か郵便局のような建築が。これは桑町ポンプ庫らしいのだが現在は町の交流施設になっていた。

桑町ポンプ庫
桑町ポンプ庫

桑町ポンプ庫:装飾
桑町ポンプ庫:装飾

途中に懐かしのファンタ看板もみつけた。

懐かしのファンタ看板
懐かしのファンタ看板

面格子が特徴的な建物

さらに進むと面格子が特徴的な建築が。この網目のような面格子ははじてみた。ガラスも新しいものかもしれないが色とりどりだ。

面格子が特徴的な建物
面格子が特徴的な建物

面格子が特徴的な建物
面格子が特徴的な建物

煉瓦橋

道を曲がり進むと煉瓦の欄干の橋がみえてきた。この橋の下は電車が走っている線路だ。

煉瓦橋
煉瓦橋

煉瓦橋
煉瓦橋

煉瓦といえば刻印で生産会社を特定するのがいつもの流れなのだが、一つの刻印もみつけることがでになかった。どこ製だったのだろう。

煉瓦橋:十字の隙間
煉瓦橋:十字の隙間

隙間は十字で遊び心があるがアーチ部分は精緻で現在までも保っていられるのも納得だ。

愛宕神社

次に事前に調べていた銭湯に向かう。途中、忍者にも迎えられながら銭湯近くまで進んでいると神社が見えてきた。

忍者看板
忍者看板

特に調べていなかったが一応、狛犬などを確認しておこうと寄ってみることに。

愛宕神社
愛宕神社

彩色彫刻

立派な舞台があり感心して後ろの本殿に向かうと、なんと、まあ美しい彩色の彫刻がほどかされている。

愛宕神社:舞台
愛宕神社:舞台

大体神社の彩色彫刻は色が剥げているものなのだが、こちらは素晴らしい状態だ。昔はこのような彩色があたりまえだったのだろうか。

愛宕神社:彩色彫刻
愛宕神社:彩色彫刻

狛犬

狛犬も一応チェック。

愛宕神社:狛犬
愛宕神社:狛犬

参道

参道が一直線に続いている。あとで逆から確認してみよう。

愛宕神社:境内から参道
愛宕神社:境内から参道

池澤湯

目的の銭湯、池澤湯へ。

池澤湯
池澤湯

ファサードは現代的になっているようだ。お昼前ということで閉店のままだ。うどん屋もやっているとのことだったが、ここでは見当たらなかった。

池澤湯:裏側
池澤湯:裏側

愛宕神社の参道

先程の参道の逆側に向かう。途中古そうな店や看板を発見。

看板
看板

愛宕神社:参道
愛宕神社:参道

一乃湯

次にもう一つの銭湯の一乃湯に向かうと、煙突がえてきた。

一乃湯:煙突
一乃湯:煙突

さらに進むと大正15年に作られた当時の門構えがみえてきた。その上にはこの銭湯の特徴になっているネオンサイン。※次回、後編レポートにて夕方、湯に浸かった時の光るネオンサインを紹介

一乃湯:正面
一乃湯:正面

一乃湯:休憩どころ
一乃湯:休憩どころ

外から眺めた感じは最高である。

→関連登録有形文化財:一乃湯

銀座通り

次に大きな銀座通りを進む。何件か古い建物があったが、某建材屋の建物が素晴らしかった。

古い建材屋の建物あるある

建材屋
建材屋

これは古い建材屋の建物あるあるなのだが、建物自体が各建材のショーケースを兼ねており、壁などに各種の建材が散りばめられていることがある。

建材屋:窓枠のタイル
建材屋:窓枠のタイル

建材屋:タイル
建材屋:タイル

建材屋:タイル
建材屋:タイル

こちらは色々なタイルが散りばめられており、よく目を凝らすと、はじめみるタイプのマジョリカタイルをみつけた。福良のダントーの資料室で似たものを見た気がしたが色使いも面白い。

栄楽館

登録有形文化財で生涯学習施設として利用されていたが現在、閉鎖中とのことだ。元料理旅館だったそうだ。
高い塀が格式を物語る。外からしかのぞけなかった。

栄楽館
栄楽館

栄楽館
栄楽館

→関連登録有形文化財:栄楽館

歯科医院

窓の並びが美しい。

歯科医院
歯科医院

歯科医院
歯科医院

元銭湯

昔、銭湯だったが今はカラオケ店になっている。内部も改装済みのようだ。

元銭湯
元銭湯

元銭湯:タイル絵
元銭湯:タイル絵

中之立町通り辺り

巨大な持ち送り

巨大な持ち送り
巨大な持ち送り

巨大な持ち送り
巨大な持ち送り

餅店

おじいさんがやっていた。旅人ごころをくすぐるディスプレイで昔から流行っていたのだろう。

餅店
餅店

池澤湯のうどん屋

なんと池澤湯のうどん屋がこここにあった。結構はなれているな。。

寺村家住宅

現在、古美術商いを行っている登録有形文化財があった。

寺村家住宅
寺村家住宅

敷居が高そうで半袖短パンでは入る勇気がなかった。

寺村家住宅:蔵
寺村家住宅:蔵

隣の蔵はなまこ壁が特徴的であまりみかけたものがないものだ。

→関連登録有形文化財:寺村家住宅

タイルな理容院

本町通りに向かう途中、タイル使いが素晴らしい理容院が。理容院はよくタイルが使われることが多いのでまち歩きでは要チェックだ。

タイルな理容院
タイルな理容院

本町通り

本町通りは昔のメインストレートになる。キレイに整備されており古そうなお店も多い。

砂糖屋

壁に使われていたタイルが珍しいタイプ。

砂糖屋
砂糖屋

砂糖屋:タイル
砂糖屋:タイル

Cafe wakaya

大正時代に作られたビルで現在、カフェ、雑貨店、ギャラリーになっている。ちょうどお昼時でランチを兼ねて内部を確認。

Cafe wakaya
Cafe wakaya

内部はほとんど改修されているようだが階段や窓枠などは以前からのものと思われる箇所もある。

Cafe wakaya:2階
Cafe wakaya:2階

Cafe wakaya:階段
Cafe wakaya:階段

Cafe wakaya:3階からの眺め
Cafe wakaya:3階からの眺め

Cafe wakaya:タイル
Cafe wakaya:タイル

→関連登録有形文化財:上野文化センター

ひとまず前編はここまで。

以上。


【伊賀の近代建築を巡る】後編「明治の学校建築やら警察署やら」もご覧になってください。


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